生地の特徴。What is T【Tシャツの選び方】

ここでは、Tシャツを選ぶ時にポイントになる生地の重さや糸の太さ・編み方などについて、わかりやすく説明します。

重さ

重さ
数字が大きくなるほど重くなります
これはある一定単位の生地の重さを表す生地目付けです。 プリントスターでは1平方メートル辺りのグラム数で表記しておりますが、 もともとTシャツはアメリカから来た物なので、 一般的には1平方ヤード辺りのオンス数で計算されたオンス表記が多く利用されているため並記しております。

糸
生地の厚さや風合い(肌ざわり)を判断する基準の1つとして糸の太さを表す「番手」による表示があります。
太さ-糸の太さを表しており、数字が大きくなるほど細くなります。単糸-紡績したままの一本の糸。双糸-日本の糸を撚り合せた糸。 カード糸とコーマ糸の違い。カード糸-ごく一般的な綿糸。短い未熟部分などを約5%ほど取り除き、コーマ糸に比べ、色艶や、しなやかさが無い半面、シャリ感、涼感のよく出たラフな風合いになります。コーマ糸-綿花を紡ぐ最終工程でコーミングを行い、短い未熟部分などを約15%~20%取り除いた綿糸。コーミングを行うことで長い繊維だけが並行に揃えられた糸は、強さをまし、けば立ちも少なくつやの良いものになります。

編み方

編み方。天竺
同じ編み方でも、わざと目を詰まらせ重さや堅さを出す「度詰め」や逆に目を粗くして軽さと柔らかさを出す「甘編み」などもあり、同じ編み方でも様々な風合いの違いが出せます。
天竺・フライス・裏毛などの「カットソー」、平織・綾織・朱子織などの「布帛(ふはく)」と、様々な生地がプリントスターにはあります。

カットソー

カット(断裁)&ソー(縫う)「cut&sew」の略で、 ニット生地を断裁して、縫製した製品。 編み上げて製品にするセーターなどとは違い、 ニット生地を織物のように縫って製品にしています。 Tシャツや、スウェット類などに使わせているものを一般的に「カットソー」と呼んでいます。
天竺
天竺
よこ編みの最も基本的な編組織で正式名称は平編みですが、 天竺の俗称で呼ばれています。編地は薄く、広範囲に仕様されています。 表側の網目はV字型に、裏側の網目は半円状に見え、 表裏の外観が異なるのが特徴です。
フライス
フライス
よこ編みの基本編組織の一つで、フライスの俗称が使用されています。 表目の編目のたての列が交互に配列され、名前の通りよこ方向に伸縮性があるのが特徴です。
裏毛
裏毛
3種類の糸を用いて専用の編機で編みます。表側は表糸で覆われ、平編みと同じきれいな外観が特徴です。
裏起毛
裏起毛
裏毛編の裏側を起毛させたもの。 起毛することにより太い糸が羽毛立ち、 柔らかく、暖かみのある手触りが特徴です。
鹿の子
鹿の子
平編みにタックを応用した変化組織で 数種類の編組織があります。編地に鹿の子状の細かい隆起があり、 平編に比較してよこ方向の伸びが少ないのが特徴です。 おもにポロシャツによく使われます。
ハニカムメッシュ
ハニカムメッシュ
蜂の巣編やハニーコームともいい、 蜂の巣状の凸凹のある編み目が特徴です。 地厚さと凸凹のある編地はさらっとした肌ざわりを持ちます。
ポリエステルメッシュ
ポリエステルメッシュ
ポリエステル100%で薄く、軽く、速乾性に優れています。 メッシュの細かい凸凹や透け感は見た目も、さらっとした着心地や通気性の良さを感じさせます。
ダンボールニット
ダンボールニット
表面糸、裏面糸、両者をつなぐ中糸の3種類の糸で編地が作られます。 編地は厚みがあっても、柔らかく、軽いのが特徴です。表糸と裏糸の両方の素材が楽しめます。

布帛(ふはく)

織物の別称。布帛は伸び縮みがしにくく、型崩れもしにくのが特徴です。
平織
平織
三原組織の一つで、たて糸、よこ糸とも各2本ずつで完全組織が作られ、 いずれの糸も交互に交錯した織物で、 表裏は同じ組織で、摩擦に強く、硬いのが特徴です。 平織りの代表的な織物としてタフタ、ブロード、ローンなどがあります。
タフタ
ブロード
ローン
綾織
綾織
三原組織の一つで、たて糸、よこ糸とも各3本以上から完全組織が作られ、 斜めのあや線があるのが特徴です。 平織りに比べ糸の密度を増し、地を厚くすることができます。
ツイル
朱子織
朱子織
基本的な三原組織の一つで、各糸は完全組織内で1つの交錯点のみを持つので 糸の屈曲は少なく、たて糸またはよこ糸の一方の糸が表面に現れます。 平滑で、強い光沢があり、地は厚いですが、柔軟なのが特徴です。
サテン
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